アメリカの障害児教育、特別支援教育の学術誌では、
障害児の自己決定(Self-determination)に関する研究が載せられています。
これは、主に、障害児が、自分の個性を理解した上で、自分の生活や生き方に関する決断をしていく能力を
教えるための研究、また、その効果について書かれています。
この自己決定能力を身につけた障害児は、より自立して社会で成功する可能性が高いといわれています。
子供が障害を持っている場合、その障害について子供と話していくのは難しいと感じる親も多いと思います。
しかし、障害を持っている人たちは、「自分が障害を持っていることを知ってほっとした」と言います。
というのは、周りの人が当たり前のようにしていることが、自分にとっては困難なので、
なぜ周りとちがうのかがわかって安心するそうなんです。
特に、軽度発達障害は、「外から見えない」障害なので、診断されない場合も多々あります。
つまり、本人が知らずに軽度発達障害を持っていて、必要な指導を受けずに学業不振に陥ってしまうことがあります。
障害についての詳しい説明は、専門知識がないと難しいかもしれませんが、
障害について説明している絵本や教材などもあるので、比喩などを使って説明するといいかもしれません。
例えば、世の中には目がいい人と悪い人がいて、目が悪い人にはメガネが必要なように、
障害児には便宜が改善が必要であることを説明するのもいいかもしれません。
工夫次第で、小さい子供にも理解できるように説明できるかと思います。
また、そういう子供にとって、同じ悩みを抱えている子供に出会うことが大切です。
「自分だけではないんだ」ということを認識させてあげましょう。
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